ラー環礁(Raa)初上陸:夜行フェリー必須アイテム

ラー環礁ミードゥ島から招待を受けました。こんな遠くへ行くのは初めてで、迷わず決断!どれくらい遠いか体感するため、行きは「サプライボート」と呼ばれる夜行フェリー(島へ物資を運ぶ船)、帰りは週3便あるスピードボート(2.5時間)で戻ることにしました。

首都マーレの北西部にあるNorth Male Harbour、通称「アンニ・ジェティ」(ハーバーを作った前大統領の名前にちなんだ愛称)には、遠くの環礁・島々からも多くのサプライボートが往来しています(写真↑)。サプライボートには運行スケジュールがなく、「週に2~3回、必要がある時に」出ます。

今回は友人が船のキャプテンに連絡してくれ、「〇曜日の午後発」という情報をもらいました。っが!当日キャプテンの携帯がオフ!何時に出発するか見当もつかないため、昼のお祈り後にターミナルへ連れて行ってもらいました。ずらっと並ぶボートからミードゥ行きボートを見つけ、白ヒゲのキャプテンに時間を聞くと「今日の夕方6時以降に決める」と言われました。少なくとも6時より前には出発しないと言われ、いったん家に戻ります。

家で待機。6時半を過ぎても連絡が来ないので、今日ボート出ない?と諦めました。実はこの前日も悪天候で出港がキャンセルされていたのです。しょんぼりしていた7時過ぎ、電話が鳴って友人から「今晩10時に出る!」との情報が!ついに行けるー!!

9時45分頃に乗船。1階は主に貨物、2階は人が寝るフロアになっています。乗客の多くは島の若者、家族連れや夫婦もいます。私は友人のアドバイスに従いシーツを持参、細長く4つ折りにして床に敷き、腹巻をたたんで枕代わりにしました。タオル地のブランケットをかけて早々に就寝。現地の人は、フロアに大量に積まれた枕とゴザで寝ていました。これは上級者向けです^^; ボートは午後10時半頃に出発しました。

夜行フェリー常連の友人(日本人)に「夜は星が見えて最高よ~!」と言われ楽しみにしていましたが、私は一度も起きれませんでした。床が固いので、仰向けに寝ると仙骨(?)が床に当たり、何度も寝返りを打ちました。

早朝、誰かのスマホから「お祈りアプリ」の音楽が聞こえ、うっすらと目覚めました。次に目を開けた時には、すっかり明るくなっていました。後方のデッキに出て体を延ばし、持ってきたデーツを食べました。現地の人が「下に朝ごはんがあるよ」と教えてくれ、1階に降りると、スナックとゆで卵、コーヒー・紅茶が置かれています(写真↓無料)。船上で食べる温かいゆで卵の味は格別です!

朝8時過ぎ、ミードゥ島が見えてきました!(写真↓)海が穏やかだっためか、約10時間で到着。仙骨(?)が痛い以外は、非常によく眠れました^^

モルディブまで来てサプライボートに乗る旅行者はレアだと思いますが、夜行フェリーで役立つグッズを紹介します。

<サプライボート必須アイテム>

持ってきて良かったもの

枕代わりの腹巻(枕はかさ張る)
ブランケット(船内は涼しめ)
靴下(明け方ちょっと冷える)
デーツ(小腹がすいた時に)

持ってくれば良かったもの
ヨガマット(厚手シーツを折りたたんでも仙骨(?)に響く)
アイマスク(天井の豆電球が眩しかった)

ヨガマットは重いよね…寝袋はちょっと暑そうな気もする…私が寝たポジションの上に豆電球があり、ラッシュガードの袖を目に被せて眠りました。